ナローマルチビーム音響測深機による被災地の3次元計測を行っています

利水社ではナローマルチビーム音響測深機を用いた、能登半島沿岸部の調査を実施しています。

ナローマルチビーム音響測深機は、多数の音波により水中の地形や構造物を3次元的に計測できる機器ですが、これにより津波の被害や地震による隆起等があった、漁港などの海中の状況を把握することが目的です。

通常の測量船による計測に加えて、水深が浅い箇所や取り回しが難しい箇所では、専用ラジコンボートによる計測を併用しながら作業を行っています。

実際に現地を訪れると、海沿いの家屋が倒壊していたり、船舶が堤防に乗り上げていたりと、これまで被害があまり報道されていない地域でも、津波の爪痕が色濃く残っていることがわかります。

今後も被災地の復旧につながるよう、調査を継続してまいります。

成果イメージ