令和5年度 森林公園災害復旧事業 御舘山線ほか 設計業務

治山
石川県
2023年度
石川県県央農林総合事務所

UAV撮影による被害箇所のオルソ画像(御舘山線)

工事完了後(御門線)

2023年7月12日から翌13日にかけての大雨は、石川県かほく市や津幡町を中心に大きな被害をもたらしました。

津幡町にある石川県森林公園でも、100箇所以上にわたり斜面崩壊や林道の路肩崩壊などの被害が発生。

利水社では、公園全域の被害箇所を調査する応急調査業務と、園内の林道である御舘山線、御門線、津幡線の災害復旧のための測量・設計業務に携わりました。

先立って行われた応急調査業務では、被害箇所の現地調査に加え、被害の全容把握のためにUAV(ドローン)による写真撮影を実施。

また、測量業務では、トータルステーションによる林道部の計測のほか、UAVレーザ、地上レーザを用いた法面崩壊箇所等の3次元計測も行いました。

これらのデータを受け、設計業務では、該当箇所の地形や土質を調査したうえで、災害復旧事業における原形復旧や利用上の機能回復を目指し復旧工法を検討。

土工、補強土壁、L型擁壁、法枠、植生マット、落石防護柵等を設計しました。

災害発生直後(御門線)

工事完了後(左と同じ箇所)

災害発生直後(御門線)

工事完了後(左と同じ箇所)

実施作業

・設計業務
  御舘山線 5箇所
  御門線  3箇所
  津幡線  9箇所